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2015年5月 9日 (土)

三国時代の書家

顔真卿の列伝を最近読んだので、ちょっと違いますが三国時代の書家について調べてみた。

ちなみに顔真卿は唐時代の書家です。

中国でも昔から達筆の人は尊敬されてました。 
当然のことながら、書道という形ではないですが、三国志の時代でもファンがいるものです。 

そして数百年後の南北朝時代の梁(502~557年)の庾肩吾という人物が漢~梁までの書道家に対してランキングをつけました。 
ランキングは上中下の3段階にそれぞれにさらに上中下の計9段階で評価されてます。 
ここで、三国時代の人物だけピックアップしてみると(覚えてる限り)、 

■上之上 
 鍾繇 
 (参考までに書聖と歌われる王羲之もランクイン) 
■上之下 
 梁鵠・皇象:胡昭・鍾会・衛瓘 
■中之中 
 曹操、孫皓、杜預 
■中之下 
 張昭、(陸機) 
■下之上 
 羊祜 
■下之中 
 諸葛融 


です。 
上の上の最上ランクにランク・インした鍾繇は魏の国の名宰相。 
前漢の蕭何に比されるとも言われる後援部隊の達人。 
鍾繇体と言われるぐらい・・・ 
いろいろなヲタクで知られる曹丕(魏の初代皇帝)も戦陣で鍾繇からの手紙をもらってやっほいと大喜びするぐらいです(たしか)。 

上の下にランク・インした中では梁鵠は曹操の元上司、皇象は呉の八絶の一人(蒼天航路でも名前だけ登場)で、鐘会は上記の鍾繇の子供で蜀を滅ぼした人物の一人。 
で、三国志ヲタクの中では有名な胡昭。 
なぜ有名かというと字が、孔明だからです。 

中の中にランク・インしたのは、完璧万能人の曹操と、呉を自滅させた愚かな皇帝孫皓。 
無様で愚かなだけかと思いきや、書の達人とはびっくり。 
杜預は逆に呉を滅ぼした晋の武将の一人で、春秋左氏伝大好きな人物。杜甫のご先祖様。 
曹操は孫子の兵法の註釈をして、それがほとんどベースになってたり、杜預は春秋左氏伝の註釈で、それが現代の訳のベースになっていたりしてます。 

中の下の張昭は呉の長老と言われる人物で、孫策が没した時に内政ならこの人にお任せと言われたお人。 
ただ、口やかましいところがあって、孫権に嫌がられたりした。 
丞相候補筆頭だったけど嫌われてたからなれなかったり、「お前の言うこと聞かなかったから今の俺(皇帝になれた)がある」と孫権に皮肉られたり、なかなか可愛そうなお人。 
陸機は陸遜の孫で、以前に書いた陸雲の兄。 

下の上の羊祜は杜預の前の呉征討の司令官。 

下の中の諸葛融は諸葛瑾(孔明の兄)の子。 

その他には日本インターネット書道協会の書道人物事典によると、

呉の劉纂(りゅうさん)、岑伯年(しんはくねん)、魏の宋翼、衛覬(えいき)、邯鄲淳、韋誕らが有名だそうです。

最初に上げた鍾繇と皇象が双璧のようです。

それにしても蜀の人は全くなし。

蜀は史家も置かなかったし、文化面では魏呉に比べると、かなり後進国だなあと感じるところです。

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