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2014年2月23日 (日)

貂蝉

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今、青空文庫で吉川英治の三国志(2巻目)を読んでいるのですが、貂蝉が死んだので、貂蝉ことについて少し語ろうかなと思う。

貂蝉といえば、中国四大美女の一人(他は楊貴妃、西施、王昭君)で三国志の中ではNo1の美女ではあるが、架空の人物。

ちなみに左の画像は、三國無双7の貂蝉。

王允の義理の娘で、その頃の天下人とも言える魔王、董卓を殺すための刺客?として登場する。

貂蝉直々に殺すわけではなく、その美貌を持って董卓とその配下で三国最強の武将、呂布とを仲違いさせて、呂布に董卓を殺させようとする(美女連環の計)。

まあ、それだけの役ではある。

架空の人物ではあるが、一応モデルになった人物はいる。

正史でも呂布が董卓を殺すのだが、その動機は呂布が董卓の侍女と密通し、それがバレそうになったから。

そのときに相談したのが王允だったので、こういう設定になっている。

また、上記の役柄だけなので、その後は作者の手腕しだいになっている。

原作とも言える三国志演義では、董卓死後も呂布の妾(正妻ではない)として呂布の死ぬ下邳城まで付き従っている(呂布の死後はどうなったかは書かれていない)。

中国の三国志演義を扱った雑劇では、関羽の妻になっていたりすることもある。

そのシチュエーションを使った日本のものとしては、陳舜臣「秘本三国志」とか三好徹「興亡三国志」とかがある。

秘本三国志では、呂布の死後に関羽が曹操に秦宜禄の妻をくれと言ったら、了承しつつ曹操がその秦宜禄の妻を見ると美人だったので自分の物にしたという史実をもとに、それをスケープゴートにしてこっそり貂蝉を奪うという巧みな演出をしている。

ちなみに曹操はどこぞの家康と同様に人妻(というか後妻)が大好きな人物である。

だが、多くの日本が描くものは、董卓死後で貂蝉が自害するのが大半(だと思う)。

どこかの本で、使命を成し遂げた後にもうこの世に未練はないということで死を選ぶという日本人ならではの美学によるものだと読んだ記憶がある。

今回、読んだ吉川英治のものだと、董卓暗殺後に呂布が貂蝉を攫いに行き、呂布の城に連れさられた後、自害している。

その後、遺書みたいな詩をしたためており、その詩により呂布は真相を知り、ブチ切れて貂蝉の死体を井戸に投げ捨てるようなことをしている。

死んだ後に呂布に愛されたくないということなのかなと思う。

横山光輝のものでは、確か董卓暗殺後に呂布を攫いに行ったら、もう自殺していたような気がする。

また別の展開として私はあまり好きじゃない(というか全く面白くないけど、オリジナリティがあったり、マイナーな人物を書いてくれるのでついつい読んでしまう)塚本靑史の「仲達」(だったか「曹操」だったか)では、華佗の弟子になって医者の助手(看護婦とか薬剤師的な扱い)になっているものもある。

これは民間伝承で、貂蝉は実は不細工で、王允が華佗にどうにかしてくれということで、西施の首と取り替えたというのを元にしたものだと思われる。

上記の本のメインはどちらかというと貂蝉の娘が徐庶と一緒になって、暗躍するお話でもある。

という風に三国一の美女ということで、いろいろと創作されていて面白い限りです。

読む気はあまりないけど、貂蝉を主人公とした小説もある。

Photo

ちなみに昨今、三国志とか日本の戦国時代の武将の美少女化が盛んになされている変な時代ですが(大好きですけどね)、貂蝉は逆に男性化されている。

左の画像の右側が貂蝉(左側が卑弥呼・・・)。

キモいけど、好きなキャラではある。

ちなみに貂蝉とは、漢書かなんかで見たのですが、貂(てん)というイタチのような動物の皮?と蝉の羽で作った冠の名前である。

たぶんこれから来てるんじゃないかと思われる。

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