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2010年5月22日 (土)

島津奔る

Photo 池宮彰一郎著の「島津奔る」を読みました。

「隋唐陽炎賦」とともにBOOK OFFの通販で買いました。

この作品は10年ちょっと前の作品で絶版もの。

司馬遼太郎の「関ヶ原」の盗作疑惑により自戒の意味も込めて絶版回収したとのこと。

その割にはちゃんと柴田錬三郎賞をもらえているんだから選考した審査員は何をやっていたのだがと思わなくはない。

ちなみに「関ヶ原」はまだ読んでないのでそのうち読もうかと思ってはいます。

またこの作品は文庫本も出ていたのだが、BOOK OFFで買おうとした際に確か上下のどちらかがなかったので、単行本にした。

この作品は島津義弘を主人公とした作品で、朝鮮の役の2回目(慶長の役)から描かれており、殿として兵7000ほどで明と朝鮮の連合軍20万を破り、敵から石曼子(シーマンズ)として恐れられた。

そこから回想シーンとかで九州制圧戦のこととかも描かれ、最終的に関ヶ原へと行きつく。

タイトルから考えると関ヶ原からの退却の際に、後ろに退くのではなく家康本陣に突っ込んで肝胆寒からしめてそこから退却するところがメインだと思う。

が、私としてはその前の関ヶ原の本戦さなかの石田三成の朋友の大谷吉継と三成の配下の島左近、蒲生郷舎の活躍、そして宇喜多秀家の配下明石全登(てるずみ)の活躍の方がはるかに印象深かった。

後は石田三成の戦下手で自分で分かっているくせに頼りの島左近の進言を拒否している無能っプリが目に付いた。

もしかしたらこの辺が司馬遼太郎の関ヶ原と類似しているところなのかもしれない(だから面白いのか?)。

後、最後の方で横山喜内が出てきていたような気がするが、蒲生郷舎と別人として描いているのか?ちょっとわかりません。

最初の慶長の役の方が個人的には盛り上がった(やはり小軍で大軍を破るのがいい)。

トータル的に見ると、非常に面白かった(関ヶ原見ていないからかもしれないが)が、最後の退却行がいまいち物足りなさを感じました。

次は他の島津義弘の作品や、同じく絶版回収された池宮彰一郎の「遁げろ家康」を読んでみたいところです。

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